大和ハウスリート投資法人

  1. ホーム
  2. 環境への取り組み
  3. 生物多様性

生物多様性

方針・基本的な考え方

人々の暮らしや経済活動は、生物多様性を基盤とする生態系から得られる自然の恵みによって支えられています。現代の人間活動の影響により、種の絶滅速度はこれまでの地球の歴史から見ても異常な速度で急上昇し、地球の生物多様性は危機的な状況にあります。
本投資法人及び本資産運用会社の事業活動においても、気候変動対策、過剰消費の削減、持続可能な生産、生物多様性への投資等の取り組みを進めることで、ネイチャーポジティブの推進に寄与することが期待されるとともに、競争力の強化につながると考えています。

KPI・主な取り組み

生物多様性に関する環境認証の取得物件数

目標 5物件(2030年度)
実績 2物件(2023年3月31日時点)

リスク・機会とその対応

開発事業にともない、その地域の生態系に損失などが生じた場合、事業機会の損失や生態系を回復させるための費用負担が発生する可能性があります。また長期的には、大和ハウスグループが扱う資材のひとつである木材の調達において、合法性や持続可能性に配慮した木材の需要が拡大した場合、こうした木材の調達が困難となり調達が懸念されます。そこで本資産運用会社では、プロパティマネジメント(PM)会社に対して、大和ハウスグループの「サプライチェーン サステナビリティ ガイドライン」のうち、取引先が調達し本投資法人に納品する物品(建材等)の環境性・社会性についての基準である「生物多様性ガイドライン」【木材調達編】に基づき、①認証木材:各種機関から認証を受けた木材、②再生木材:建設廃材のリサイクル木材、③大和ハウス推奨木材:①②以外で11のチェック項目について一定レベル以上と判断された木材(合法性3項目、持続可能性8項目)の使用の推進に取り組んでいます。

森林破壊ゼロ方針

大和ハウスグループは、

  • 森林破壊ゼロを方針に掲げるサプライヤーから木材を調達します
  • 原産国における先住民、労働者の権利、安全に配慮した木材を取り扱うサプライヤーから購入します
  • トレーサビリティが確認できる木材を購入します
  • 森林破壊ゼロの対象となる木材を、構造材、下地材、桟木、フロア材に加え、型枠合板パネル、主要設備、建具、クロスに拡大します
  • 森林破壊ゼロとは
  • 自然林の皆伐により生物多様性が毀損されていない木材
  • 高炭素蓄積地(HCS)を毀損しない方法で植林された木材
  • 100%リサイクル材

環境に配慮した樹名板の普及

本投資法人が保有する物件においてはテナント様に、より自然を身近に感じ、植栽を末永く愛着をもって育んでいただきたいとの思いを込め、樹名板の運用を進めています。

生物多様性に関する環境認証の取得

本投資法人が保有するロイヤルパークス豊洲について、ハビタット評価認証制度(Japan Habitat Evaluation and Certification Program)(以下「JHEP 」といいます。)の認証を、また、ロイヤルパークス花小金井について、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(Association for Business Innovation in harmony with Nature and Community)(以下「ABINC」といいます。)による、いきもの共生事業所®の認証(以下「ABINC 認証」といいます。)を本投資法人として初めて取得しました。

生物多様性保護プログラムの導入

本投資法人が保有する一部のホテルにおいて、客室のヘアブラシ、歯ブラシ等の提供場所を客室からフロント周辺に設置されたアメニティカウンターへ変更することでプラスチック使用削減を実施しています。
 「クイズゲート浦和」において、共用部のゴミ袋を本来ごみとして廃棄される使用済ストレッチフィルムのリサイクルごみ袋を使用することでプラスチックごみ削減を実施しています。

生物多様性に関する監督体制

生物多様性に関する事項について、本資産運用会社の取締役会及び本投資法人の役員会はサステナビリティ委員会からの報告を受け、モニタリングを行う体制となっています。

企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)への入会

詳細は賛同するイニシアティブ「企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」をご参照ください。

生物多様性のための30by30アライアンスへの参加

詳細は賛同するイニシアティブ「生物多様性のための30by30アライアンス」をご参照ください。